〜隠岐・島後の地質巡検〜
一日目 8月17日(月)
枚方
朝の8時50分に、枚方郵便局横に集合でした。隠岐に渡る高速艇の時間の都合で、例年よりも1時間遅かったのです。が、例年通りに7時50分にこられたかたもおられました。習慣でしょうか・・・・。
前日の夜に、子どもさんが熱を出したということでキャンセルもあり、総勢34名になりました。また、都合で港で合流する方もおられます。その方は、宮崎から車で走ってくるとか。タフな方です。
結局、9時少し前に出発しました。
七類港
お盆明けの月曜日にもかかわらず、道はすいており、快調そのもの。中国自動車道を通り、落合Jct.から米子自動車道に入り、一度、蒜山I.C.を降りて昼食と時間調整。2時間程のんびりした後、再び米子道へ。
境港で、宮崎から単独で来るまで走ってきた方を拾ってから、七類港へ。
境水道大橋を渡り、小さい峠を北に抜けると、日本海に面した港、七類港です。昔は、フェリーしかなく、隠岐には3〜4時間かかったんですが、現在では、ジェットフォイルの高速艇があります。今年からは2艘になり、70km/hで約1時間で着いてしまいます。便利になりました。ただし、4990円という運賃にはびっくりしますが。
ちなみに、このジェットフォイルは佐渡島へ渡るのとほぼ同じです。ジェットエンジンを積んでおり、水を吸い上げてそれを後ろに吹き出して進みます。また、双胴船なんですが、その底に翼が付いており、水中翼船のように完全に浮かんで水の上を滑るのではなく(それだと衝撃が大きくスピードを出せない)、翼の角度をコンピュータ制御で微妙に動かして、完全には翼が水からでない位置で航行します。したがって、揺れが非常に少なく、快適です。また、この方式の船は、水中翼船と違って欠航率が低いです。冬の日本海は荒れますので、こういう船になったんでしょう。
なお、下の写真は、4日目の朝、帰るときに西郷港で撮影したものです。
西郷
船が港に着くと、たくさんの地元の方の出迎え。島内は路線バスもありますが、高速艇の時間に合わせてそれぞれ自家用車でお迎えに出られるようです。ホテルは歩いて5分のところにある、隠岐プラザホテルでした。部屋からは南側、すなわち海が見えます。この西郷湾は、南側に狭い入り口があり、湾内は非常に広がっています。入り口が狭いことと、入り口の向きが日本海で強い風が吹いて来る北西でないことが、天然の良い漁港になっている理由でしょう。夜には、すぐそこに漁り火が見えます。そう、そんなに遠くの沖まで出る必要がないんだそうです。とってもきれいな漁り火でした。