瓶 もちろん、リサイクルが可能です。私の市の学校給食へ納入している牛乳屋さんに息子が工場見学に行きました。その時に、工場の方が、「だいたい30回くらいリサイクルできる。」と言っておられたそうです。リサイクルできるという点と、その回数も多く、非常に優秀です。
しかしながら、問題点もたくさんあります。再利用するときに、瓶を洗うために、多量の水と洗剤が必要で、水を汚す結果となります。また、瓶は非常に重たいのとかさばるので、一度にたくさんの牛乳を運ぶことができません。従って、配達と瓶の回収によりたくさんのガソリンが必要になります。これは、大気汚染や地球温暖化につながります。
紙パック 牛乳は食品ですから、食品衛生法の適用を受けますので、使用されるのはバージンパルプでないといけません。そう、紙パックを作るために、毎日たくさんの木が切られていることになります。これは、地球温暖化を招くことになります。
しかしながら、紙パックは非常に軽いのとかさばらないので、牛乳パックを多量にトラックで運ぶことができますので、ガソリンの節約になります。また、紙パックはリサイクルが可能で、牛乳パック4枚でトイレットペーパーが1巻できると言われています。トイレットペーパーは絶対いるものですから、木が無駄になるというわけではないようです。
さて、みなさんは、このどちらが環境に優しいと言えると思います?
1998年11月28日