べっこう飴をつくろう
(目的)
4年生では、上皿天秤の使い方を学習します。また、アルコールランプの使い方も学習します。そこで、その両方のことを復習する意味で、作ってみましょう。
(準備物)
アルミカップ(お弁当のおかずを入れるときに使うもので直径4cm程度の物)、つまようじ、砂糖(10g)、水(2g)、上皿天秤、分銅、アルコールランプ、三脚、金網、マッチ、燃えがら入れ
(作り方)
- アルミカップに上皿天秤を使って、10gの砂糖をはかり取ります。
- そこに、別にはかっておいた2gの水を加えます。
- そのまま、金網の上に置いて、アルコールランプで加熱します。
- 溶けてきたら爪楊枝をそっと入れておきます。(この時、突き刺してアルミホイルを破らないように気をつけて下さい)
- 水飴状態になりますが、ややきつね色になってきたら火を止めます。
- これで、冷めたら出来上がりです。
(解説等)
- 砂糖は、本当は三温糖などを使えば体にはよいのでしょうが、これでは、グラニュー糖や普通の白砂糖を使います。なぜかと言いますと、三温糖などは、もともと茶色ですので、ちょうど焦げてきてきつね色になるところ、そう、加熱をやめるところがわかりません。したがって、今回は白い砂糖を使います。天秤ではかる際には、子どもにとってはグラニュー糖がはかりやすいと思います。
- 砂糖の溶解度ですが、これは、びっくりするほど溶けるようです。今手元に詳しい資料がないのですが、水100gに対して、20℃では、約200gの砂糖が溶けます。温度が上がれば、水の10倍近くも溶けるそうです。したがって、今回のように、水の5倍の重さの砂糖を溶かすことができるのです。これ、すごいですね。ミョウバンや食塩とは、ずいぶん違います。